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   ブラームスの「ドイツ・レクイエム」の一節から。


「ああ、どんなに確実に生きていても、
 すべての人間は無にひとしいのです。
 それゆえに人間は幻影のように歩き回り、
 たくさんの無駄な騒ぎを起こすのです」
 
         (「第三楽章」から)

              石井不二雄 訳


Ach wie gar nichts sind alle Menschen,
die doch so sicher leben,
Sie gehen daher wie ein Schemen,
und machen ihnen viel vergebliche Unruhe;


アッハ ヴィー ガール ニヒツ ジント アッレ メンシェン、
ディー ドッホ ゾー ジッヒャー レーベン、
ジー ゲーエン ダーヘア ヴィー アイン シェーメン、
ウント マッヒェン イーネン フィール フェアゲープリッヒェ ウンルーエ、


by nambara14 | 2017-11-23 18:44 | 翻訳詩(ディラン・トマスほか) | Comments(0)

575系短詩


肉々し 敵の勇猛 憎まざる

明滅の 遠近感を 測りかね

遊民の 末裔とかや 寝惚け気味

神仏 霊魂祓い 加持祈祷

茫洋と 河畔に寄せる 波の花

痰切飴 噛み砕いては 咳こんで

夢想癖 年を乗り越す 注意報

マフラーを 流し 一歩を踏み出して

滅びては 現れる土地 踏む雪駄

母に似た 娘の顔に 照る秋陽

消えるのか 変わるのみかと 問う落ち葉

ああおおと カモメは鳴くか 黄葉樹




by nambara14 | 2017-11-22 23:18 | 五七五系短詩 | Comments(0)

57577系短詩 


目を開き 口を閉ざして 耳澄ませ 手に落つ甘露 舐めとらんとす


快哉を 叫び 万歳 三唱し 拍手喝さい 花吹雪舞う


握手魔の 握力強く 握る手は 握らるる手を 握りつぶすか


これを見て いいつつ壁に 登る子を 目の隅に見て 下の子を抱く


頑固者 罵り合うも 骨肉の 恩讐なければ 立ち去りて已む


漫然と 年経るのみと 思い得で 古き茶碗を 敢然と割る


諦めも 執着もせず 過ぎる秋 師走へ急ぐ ひとの足並み



by nambara14 | 2017-11-22 23:11 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

「うろこアンソロジー2017版」
by nambara14 | 2017-11-19 09:16 | 新作詩歌(平成29年) | Comments(0)

怒りの理解

怒りとはわからぬままにぶっちぎれ理解の尻尾ほよほよと振る

なにゆえに湯気が立つほど怒るのか想像の手で脳みそを撫づ

怒り心頭に発し怒髪天を衝くというぐらいかな今の気持ちは




by nambara14 | 2017-11-06 16:17 | Comments(0)

天気図


天気図を 立体的に 描出す 
Draw a weather chart three-dimensionally.

移動する 千変万化 寒気団
Moving ever-changing cold air mass.

上空を 過ぎ行く雲の 上の上
Over and over the upper sky through which clouds are flying.



by nambara14 | 2017-11-01 13:49 | 五七五系短詩 | Comments(0)