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諦念

そりゃだめだ 生まれ変わりも あればこそ

まあだめだ 生まれ変りも むだばかり

もうだめだ 死んでもバカは なおらない

by nambara14 | 2016-10-18 22:41 | 五七五系短詩 | Comments(0)

風邪の顛末

ずっと寝ていたら腰が痛くなってきたので
立ち上がって歩いてみたが
足元がふらつくうえ
気分も悪く頭痛もするので
またベッドにもぐりこんだ

三日もすれば風邪は治って
風邪の原因はなんだったのだろうかと
思い返す余裕も出てくるだろう
これと言って発熱、のどの痛み、鼻水、くしゃみを
伴う悪性の風邪を引く理由には思い当たらない
自覚はしていなかったが蓄積疲労があったのかもしれない

意識は朦朧として
時間がさまざまな方向へと動いていく
治癒の経験が思い出されるが
悪寒の最中には慰めにもならない
蠢きうめき大げさに叫んでみるしかない

無精ひげを生やして咳込んでいる病人
食欲もなく声も発せず頭も働かない病人
高熱にうなされて悪夢を見ては悲鳴を上げる病人
不潔なパジャマや汗臭い下着を着替えないでいる病人

もぬけの殻のベッドには髪の毛が落ちている
タオルケットが人の形にたぐまっている
病人は嫌気がさしてどこかへ出かけてしまったのだろうか
戻ってくる頃には風邪は治っているだろうか
それとも病人は行方不明になってしまったのだろうか





by nambara14 | 2016-10-09 15:36 | 新作詩歌(平成28年) | Comments(0)

風邪

家に着いたとき
ふと喉の痛みに気付いて
念入りなうがいをしたが
朝起きると咳くしゃみ鼻水が
襲ってきていた

大したことはないはずだと
用心に用心を重ねて
食事をし薬も飲んで
早寝したが
翌日になっても回復しなかった

キャンセルするのはいやだったが
ほかにどうしようもなかった
会合で多くの知り合いとともに
笑いながら話している自分が見えたが
ひとりでベッドに横たわっているのが
本当の自分なのだった


by nambara14 | 2016-10-08 15:57 | 新作詩歌(平成28年) | Comments(0)

シベリア高気圧

刈り入れて シロサギの立つ 田を過ぎて 

あの山を 目指していけば 村に出る

子供らも ひとりひとりで 焼香す  

by nambara14 | 2016-10-03 13:22 | 五七五系短詩 | Comments(0)

法要

亡き義父の 四十九日と 亡き義母の 十三回忌 彼岸花咲く

九十と 六十前後 三十と 十歳ぐらい なに思いしか

傍らの 墓地より見れば 太陽光発電用地 崩れ落つ見ゆ



by nambara14 | 2016-10-01 17:05 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)