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桜・幻影



故郷の 桜の花の 色形 目には見えねど 心に映る

花の下 集うひとらは 酔いしれて 幻影のごと ともに消えゆく

花影に 人影あまた 重なりて 飲めば宴は 終わりなき宵 

 



by nambara14 | 2016-03-31 19:41 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

幻想の海


幻の 海に浮かべる わが宇宙

瞬けば すべては過ぎる 訪れる

脱皮する 昆虫のごと わが時空


by nambara14 | 2016-03-31 11:47 | 五七五系短詩 | Comments(0)

もっとも愛しているひと

もっとも気に入っている絵を見るために外国まで行ったよ
大きな絵が何枚も展示されていていつまでも見ていたよ
色と言い形と言いこれ以上の画法はありえないと思ったよ
これを描いたひとがいたんだと思うと身震いがしたよ

もっとも好きな音楽を聴くために海外に行ったよ
オペラから交響曲から独奏曲まで天上の音楽だったよ
歌手の声は限りなく豊かでつやがあって心に響いたよ
これを作曲したひとがいたんだと思うと胸がつぶれそうになったよ

もっとも尊敬する文学者の芝居を見にヨーロッパへ行ったよ
何本もの芝居を見たけどあきることはなかったよ
セリフがあまりにも巧みで思わず膝を叩いたよ
これを書いたひとがいたんだと思うとなつかしさがこみあげて来たよ

もっとも愛しているひとに逢いに日本の片田舎へ行ったよ
おいしいお酒と料理を前に時間がたつのも忘れたよ
姿も声もうるわしく笑顔やしぐさがとてもかわいかったよ
こんなひとがいることに感極まってうれし涙が流れてやまなかったよ

by nambara14 | 2016-03-30 16:16 | 新作詩歌(平成28年) | Comments(0)

花冷え

天気予報は当たらない
でも外れてもいない
おおよそ当たっているから
信じてしまう
大きく外れると
気象予報士を思い出して
なじりたくなる
曇っても雨は降らないって
言ったじゃない
気温が十度以下だと
言わなかったじゃない
もう三月も末なのに
寒気がやってくるなんて
いったいどうなっているの
厚着をして寒さに耐えている
それでも桜は咲き
もうじき満開だ
予報と実際のはざまで
気をもむ 
寝ては起きて
一喜一憂しながら
天気図をながめる
70%の信頼度ってところかな
50%以上ならまあいいか
文句を言いながらも
まずまず信じて
かばんに傘をしのばせる
どこまでも個人的な意味で
自分は天気みたいなものだと
空を見上げれば
青空に桜が映えて
見とれていると
急に曇りだして
ぽつぽつと雨つぶが落ちてくる
同じような違うような
思い出を胸に
春雨に濡れながら歩く
予報は外れたのかな



by nambara14 | 2016-03-27 10:14 | 新作詩歌(平成28年) | Comments(0)

荒れ模様


田畑はのきなみ荒らされ
穀物は高騰した

工場は爆発し
有害物質が撒き散らされた

テロが繰り返され
恐怖が恐怖を募らせた

兵器開発競争が進み
世界各地で紛争が起きた

暗く冷たい地上に
わずかに草が生え鳥が鳴いた

絶望に立ちすくむ多くのひとびとの上に
ときたま日差しが降り注いだ

飢えと寒さに耐えながらも
花が咲けばひとびとは集った

ほとんど自由はなくなったが
心だけは遊ばせておきたかった





by nambara14 | 2016-03-26 11:47 | 新作詩歌(平成28年) | Comments(0)

催眠術


鏡に向かって催眠術をかける
自分が眠たくなるように

もう一枚鏡を合わせれば
自分を見ている自分が見える

さらに鏡を合わせると
増えすぎた自分をとらえきれない

鏡を離れると
自分は見えなくなる

見えない自分を連れて
歩き回ると迷子になる

うろつき回って
池のほとりに出る

池に映った顔に
見覚えがない

どこかで自分を
なくしてしまったのか

催眠術をかけなおす
なにかが動いた

雨が降りだす
池の面はもうなにも映さない

by nambara14 | 2016-03-25 13:59 | 新作詩歌(平成28年) | Comments(0)

トレーニング


記者をトレーニングした 
汽車を走らせた

帰社次第
貴社に連絡させます

訓練にはコストがかかります
なにぶんの喜捨をお願いします

by nambara14 | 2016-03-25 11:37 | 新作詩歌(平成28年) | Comments(0)

気の体操



むむむ 無無無 夢夢夢

ううう 宇宇宇 迂迂迂

ふふふ 浮浮浮 富富富

つつつ 津津津 都都都

るるる 瑠瑠瑠 琉琉琉

by nambara14 | 2016-03-25 11:09 | 新作詩歌(平成28年) | Comments(0)

100%

 花は咲く ひとときの夢 花は散る 人と木の結 休むことなし

 満開は 数日先か 入学の 子供らの顔 輝きに満つ

 わが日々は 100% 風まかせ わずらいあれば 慰めもあり


 

by nambara14 | 2016-03-25 10:32 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

心臓


毛の生えた 心臓持つを 願う日々

乱れ打つ 脈の手綱は とりかねて 

深呼吸 無念無想と 軽体操

  

by nambara14 | 2016-03-25 10:08 | 五七五系短詩 | Comments(0)