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昼前

晴れた空に臨む窓を背にして
影を抱え込んだかたちで考え込む
そのままでは重たくなりすぎて
放り投げることができなくなる

無理してでも背筋を伸ばし
両手を上に挙げて
その勢いで立ち上がろう
大きく深呼吸をしよう

できればそのまま外へ行こう
引き留める気配があっても
勇気を振り絞って歩きだそう

降り注ぐ日差しは顔を照らす
くぐもっていた内部の暗黒は消え失せる
あと一歩進めば空腹がランチをおいしくするだろう
by nambara14 | 2014-02-20 11:47 | 新作詩歌(平成26年) | Comments(0)

えーと

気化すれば 寒気は募る 積雪の まだらに残る 路地裏を行く

不幸中の 幸いなりと 言い聞かせ 富くじのごとき 人生を引く

鬱屈の まぎれに道を 歩みつつ 啼鳥あれば 樹上を仰ぐ

by nambara14 | 2014-02-20 11:33 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

前日

とにかくも 一晩寝れば 明日になる

天気図を 眺めてみれば 低気圧

そわそわの そぶりを見せぬ 今日一日

 
by nambara14 | 2014-02-20 11:13 | 五七五系短詩 | Comments(0)

救急車

息苦しくて 胸をかきむしる 
寝汗をかいて 目が覚める
さらに息苦しさが募り
救急病院へ、と思うが
からだが言うことをきかなくて
呼吸困難で意識を失う
気が付けば苦しさは
さらなる激痛と化している
一刻を争うことが感じられじたばたしていると
だれが呼んでくれたのか
駆けつけてきた救急車に乗せられて
どこかに運ばれる
意識は痛みでとぎれとぎれだ
無意識に叫んだ言葉は知る由もないが
もうだめだ、助からない、おしまいだ、と
繰り返し言っていたそうだ、と
いうことになるだろうな
痛みに耐えられない時間の中で
それでも病院に向かっているということに
救いみたいな気持ちを感じながらも
うなされつづける患者を
取り落とさなければいいがなあ・・・
by nambara14 | 2014-02-19 15:04 | 新作詩歌(平成26年) | Comments(0)

操作

なんか しらん ここか いまか
さかな とるよ おにく だって
こども いれば そうさ こうさ   
by nambara14 | 2014-02-19 13:37 | 新作詩歌(平成26年) | Comments(0)

予想

おや雨が降ってきたなあ
と思ったらすぐやんで日差しが降り注ぐ

街角の占い師にひさしぶりに手相を見てもらうと
なにか大きなことが起きる気配を感じるという

いいことなら宝くじに当たるぐらいか
悪いことなら交通事故に遭うことか

これから会合に向かうところだが
どういうふうに転ぶか見当がつかない

すれちがいざま肩がぶつかって
柄にもなくどぎまぎする

今日寝るころには
どんな気分でいるだろうか

天気予報よりも高い確率で
未来の予想が当たったら大変だ

おや今度はあられか
どうしてくれるんだ?

ちょっと様子を見ていても
空はますます荒れ模様になるようだ
by nambara14 | 2014-02-10 16:40 | 新作詩歌(平成26年) | Comments(0)

眠気

茶碗を持ちながら居眠りしてしまえば
茶碗はさかさまに落下してしまう
ご飯がごっそり膝の上に落ちる

落ちたご飯を手づかみし
茶碗に戻して食べてしまえば
損得はなかったような気になる

食後のコーヒーをがぶ飲みして
眠気をきっぱり振り払ってから
立ち上がって外出の準備にとりかかる

服を着替えているうちにまたもや眠気が襲い
立ったまま眠ってしまえば
夢遊病者よりもよろよろとする

冷水で顔を洗って今度こそと決意をして
鏡の中の自分を睨みつけてから
よしと気合を入れなおして再び立ち上がる

踏ん張った午前からうつらうつらの昼下がりへ
確信の持てない夕刻から不安な夜更けへ
眠れない夜から起きられない朝へ

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     Sleepy

If you get asleep with a rice bowl in your hand,
The bowl would fall upside down,
The rice would fall out of it onto your knees .

If you grab the rice and put it back in the bowl,
And you eat it all,
You would feel as if nothing happened.

You drink a lot of coffee after meal,
In order not to feel sleepy,
Then,you stand up and prepare to go out.

During changing of clothes ,
You can't help sleeping ,
Staggering like a somnambulist .

After you wash your face with cold water
And stare at yourself in a mirror,
You stand up again decisively.

From struggling morning to slumbering afternoon,
From unsure evening to uneasy midnight ,
From sleepless night to sleeping dawn.
by nambara14 | 2014-02-06 16:44 | 新作詩歌(平成26年) | Comments(0)

言わずもがな

我知らず 言わずもがなの 言多し 膨満感から 尾籠に及ぶ
by nambara14 | 2014-02-05 11:39 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

取材

節分を 過ぎて身にしむ ヒトデナシ

ワビスケの 花のかたちに とらわれる

体感の おもむくままに 出入りする 

むずがゆい 鼻孔ばかりで 生きている

たたんでは 広げてみては 車椅子
 
by nambara14 | 2014-02-05 11:24 | 五七五系短詩 | Comments(0)