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ツーリズム

手ぶらで 徒歩で 行けるところまで行く
そのあとのことは なにも考えず
いま歩いていることに満ち足りて
口笛を吹き 景色を眺め ときどき口を漱ぐ

一隻のボートで行けるところまで行く
時化た海で転覆しそうになったり
飲み水さえなくなることがあっても
延々と白い航跡を描きながら

いつか光速で移動できるようになるかもしれないが
とんでもなく遠いところを想像しても
行き着くことのできる旅程表は作れそうもない

大きな砂漠に残骸のようなものが連なっている
キャラバンがその上を通るとそれらは砂に埋もれる
やがて一基の探査機が不時着し乗組員が上陸する
by nambara14 | 2014-01-30 14:22 | 新作詩歌(平成26年) | Comments(0)

猶予

ともかくも 猶予のごとく 入浴す

眠れぬ夜 眠り込む昼 梅の下

こちらから 見る橋からも 見えていた
by nambara14 | 2014-01-29 14:24 | 五七五系短詩 | Comments(0)

怒り

足を蹴られたので蹴り返す
怒らぬように努めながら
やられた分だけやり返す

頭突きをされたら突き返す
少々血が出ても我慢我慢
不当な攻撃には断固反撃する

固いバッグを振り回してきたのを
よけ損なって肩から背中を痛打した
必死になってビニールバッグで殴り返した

隠し持っていたナイフで襲ってきたのを
避けきれず腹部を刺されてしまった
あわてて傷口をおさえたが出血多量で気を失った

無意識のうちに奪いとったナイフで
相手の心臓を一突きしたらしい

感情とは別のところで
本能的に体が反応するのに
まかせたのだった

命を取り留めたかどうかはわからない
by nambara14 | 2014-01-27 11:52 | 新作詩歌(平成26年) | Comments(0)

追加

きょうもまた 起き伏し飲食 歩いては 霞の中に まぎれ猿とも

ひとである ひとでないかと 問いながら 時の砂漠に 埋もれ果てたり

ひとつだけ 加えておこう ダイアリー しおりはさんで おやすみなさい
by nambara14 | 2014-01-24 09:21 | 新作詩歌(平成26年) | Comments(0)

メモ乱打

汚物を分解する 消化する 無味無色無臭にする

骸骨を溶かし去る 骨化、風化、脆弱化して 風に散る塵に同じ

記憶は 執拗にまとわりつくが 薬物で乱打し歪曲するか変質させて無用

その後のことは 知る由もなければ 葬り去られるのも やむなし、 と記録する
by nambara14 | 2014-01-23 14:49 | 新作詩歌(平成26年) | Comments(0)

メモ

またあした 思って寝たら めざめない

開闢も ヒト科絶滅 のたりかな

  
地球誌を 系外送信 プロジェクト
by nambara14 | 2014-01-23 10:48 | 五七五系短詩 | Comments(0)

追補

舌噛んで チンチロリンの 風寒し

忘れ物 取りに戻って 時のつけ

少しずつ 近づいてくる 場所となる
by nambara14 | 2014-01-22 13:33 | 五七五系短詩 | Comments(0)

補足

首かしげ 唇とがらして 目を細め おずおずと出す 手首を握る

足元を 見つめ続ける 眼窩より 深い影射す 秘めたる光

振り向いて また振り向いて 躓けば 三半規管 静かに揺れる
by nambara14 | 2014-01-22 09:45 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

思い出

迷い道 かすかな光 感じ取る

節々に 透き通り来る 痛み見る

恩人と 敬いつつも 会わざりき

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   吉野 弘氏を悼みつつ。
by nambara14 | 2014-01-21 11:08 | 五七五系短詩 | Comments(0)

立体天気予報

平面図 立面図ほか 側面図

CGの 動画予報の 先走り  

3D アニメーションの フォーキャスト
by nambara14 | 2014-01-15 14:29 | 五七五系短詩 | Comments(0)