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黄金の秋



      黄金の秋


足の向く 丘へと秋の 夕日射す

一切れの 園地で遊ぶ 子らの秋

黄金の 夕陽に向かいて 消える秋








by nambara14 | 2008-11-30 22:04 | 五七五系短詩 | Comments(0)

思案沼=短歌


         思案沼


思案沼 つまずき転び 這い回り つかんだ泥は 涸からびて落つ

傷うずき 爪先痺れ めまいして 非道の果てに 巨視の花咲く

ポケットに ちり紙一枚 忍ばせて ゴリラの涙 ぬぐう街角


by nambara14 | 2008-11-28 13:18 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

争いの秋


          争い

 戯れて 鳴き交わす声 葉群れより 飛び出す鳥の 傷つきし嘴


by nambara14 | 2008-11-26 15:15 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

物語=詩




     物語


おそらく泣き声や雨風や波の音
母の胎内で聞いた心音やリズムが
鼓膜をふるわせ脳を喜ばせるのだろう
複雑な仕組みの末に感じ取る単純な情緒

何者かの無言の意思を探りながら
心をゆさぶることだけにこだわった姿勢で
膨大な物語を書き綴る若者は
やがて白髪になりやせこけて病床に伏す
脳内に未完の物語をあふれさせながら



by nambara14 | 2008-11-23 22:51 | 新作詩歌(平成20年発表) | Comments(0)

Something in my mind



Something in my mind


Something in my mind
Makes me uneasy
Something in my body
Makes me weak

Autumn looks beautiful
It gives me a lot of fruit
And I could enjoy it
If I want

Anything doesn't make me laugh
Anybody doesn't make me happy
Although it seems there are many joyful moments

The earth goes round
The life repeats everyday
Though something changes and gets lost


 (和訳)

    こころの中のなにかが・・・



こころの中のなにかが
わたしを不安にする
からだの中のなにかが
わたしを弱くする

秋は美しく見える
それは多くの果実を与えてくれる
わたしはそれを楽しめるのだ
望みさえすれば

なにものもわたしを笑わせてはくれない
なにものもわたしを幸せにはしない
世の中には多くの楽しい瞬間があるように見えるのに

地球は回る
生活は毎日繰り返される
それでもなにかが変わり失われていく



by nambara14 | 2008-11-18 12:01 | 新作詩歌(平成20年発表) | Comments(0)

山燃える=俳句



     山燃える


晩秋に 素肌曝して 鉄冷える

大気圏 底を走って 山燃える

濃いほうへ 色移り行く 山の秋

都心にも 風はめぐって 紅葉落つ

萱すすき 生い茂りいる 軌道敷


by nambara14 | 2008-11-17 13:21 | 五七五系短詩 | Comments(0)

秋のあじさい=俳句




       秋のあじさい


光る秋 枯れつつ生きる 花の群れ

目をそむけ また目を向ける 秋の犬

鳴きながら 闇に消え行く 猫の秋








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by nambara14 | 2008-11-13 13:15 | 五七五系短詩 | Comments(0)

真実一路=短歌




       真実一路


そのひとの うわべはつるん 秋の日の 照り返す影 見えぬ心は

古都を行く 真実一路 妖怪の 背中の影を 脱ぎ捨てもせず

陰口の 醍醐味無限 ゆがめては サイレントにて せせら笑いし









by nambara14 | 2008-11-12 21:20 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

オレンジの縁=短歌



    オレンジの縁(ふち)


つらいなど 口にはしない シルエット 光射す手に オレンジの縁

たいへんな 一日だけど 心して ぬくもり拾い 眠りの園へ

泣き喚く みずからの胸 見据えれば 絶海の島 おぼろに浮かぶ  



by nambara14 | 2008-11-05 15:02 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

エレジー=詩



エレジー



息苦しくて目覚めても
偏頭痛は鉛 首筋には岩盤
吐き気が喉元に迫り
立ち上がろうとしてもめまいがする

暗く冷たくぬかった道
重たすぎる荷物の中身は知れず
捨て去ることもできない
進むか立ち止まるか

いっそこのまま昏倒し
鳥や獣のえさとなりたい
蛆のわくむくろとなり
ついに名もない白骨と化して

風は吹き 光と闇は交互に訪れ
人声が遠くに聞こえる
永遠の沈黙へと誘われながら
一瞬の無感覚に顔をほころばせる



by nambara14 | 2008-11-05 14:53 | 新作詩歌(平成20年発表) | Comments(0)