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(とらわれびと)=短歌



     (とらわれびと)


危うさの 何かに気づく 今ここの 捕われびとは 誰とも知れず


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by nambara14 | 2008-09-29 15:08 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

(秋冷)=短歌



      (秋冷)


ジャケットを ひっかけて来る 群衆の 小雨の中を ワイシャツで行く

とにかくも 命ながらえ 行く日々の こここのときに すがるものとは

見かけより 危ういガラス 心身の 構造機能 だれが管理す



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by nambara14 | 2008-09-29 10:46 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

(花くたす)



    (花くたす)

花くたす 時の歩みに 耐えかねて 揺らぐ葉陰に 枯れ果つる枝




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by nambara14 | 2008-09-26 13:20 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

(留守居)=短歌




       (片恋)



片恋の こころ静かに 成熟の 道行き遠く 秋の日は落つ


かりそめの 恋の想いは 過ぎ去りて 朝日まぶしく 手をかざす時


恋情の 赴くままに かき抱く ひとは異国に 旅立ちしまま




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by nambara14 | 2008-09-21 22:47 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

(疼痛)=短歌



       (疼痛)


隠れ家の 戸口破られ 隙間風 見えない刃傷 疼痛と化す


藪からの イレクトファラス 如意棒に 戸惑い吠える 昼下がりの犬







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by nambara14 | 2008-09-20 22:01 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

(涙の海)=短歌



      (涙の海)


血と涙 海水と化し 肉と骨 土と変わりて 命生む床 



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by nambara14 | 2008-09-20 11:00 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

(わけもなく)=短歌



       (わけもなく)


わけもなく 泣き続けいる 窓際に 月影射して そっと背を撫づ




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by nambara14 | 2008-09-18 14:05 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

(淋しさの手前で)=詩




    淋しさの手前で



秋めいた風が 頬を撫でると
心は しんみりと なにかを思い出す
見上げれば 空は高く 雲が浮かび
夕暮れが 一気に迫ってくる

帰り道の 暗い足元から
静かな虫の音が 聞こえてくる
空には 月が昇り 星と遊んでいる
夏に疲れきった体が 休息を求める

家に帰っても だれも待っていない
暗い部屋に 入り込んでいくとき
だれかが 後ろから付いてくる

部屋には もうひとりのだれかが 先回りしていて
幻をゆらし 空耳を響かせている 
前から後ろから 古ぼけた感情に 追い込まれる


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by nambara14 | 2008-09-16 10:52 | 新作詩歌(平成20年発表) | Comments(0)

(お取り寄せ)=俳句




      (お取り寄せ)


 奪い合う 秋の新作 在庫無し

 寝静まる 家屋露わに 稲光る

 廃屋は すすきに隠れ 人の声 
 




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by nambara14 | 2008-09-13 01:12 | 五七五系短詩 | Comments(0)

(現物)=俳句



     現 物


極小の ドラムを叩く 虫の声

極大の 夢幻広げる 秋の空

現物の あるがまんまの 秋の影


 




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by nambara14 | 2008-09-12 10:37 | 五七五系短詩 | Comments(0)