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     (フランス革命)


流血の ページの上に 取り澄ます 紳士淑女の サミットありて

戦争と 平和はもたれ 合うものか いのちも金も 嘘も真も

嘆いても 地球は周り 腹は減る いのちさらして 生きるしかなく

できるなら ギロチンもなく テロもない 戦争もない 退屈な日を


     (贋・源氏物語)


あれこれの 理屈をつけて 女とは 会いたいものよ だれでも源氏

気がつけば 違う女が 臥す床へ しけこめばもう あられもなくて

隠れ家は 倒錯野獣 オスとメス 轟ハウリング びしょぬれの床

妄想の 淫らさ競い ぬか八の ホルモン力 沁み込む精気

愛液の 混じりこねくる 夏の夜 匂う秘所吸う 惑乱の口





by nambara14 | 2008-07-15 13:37 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

めまい=短歌



(めまい)


なんとなく 所在なければ 書を閉じて 街へ出かける 夏のめまいへ

熱のない バラの花びら 色のない 唇噛んで 一筋の傷

熱き血の 流れぬ胸に 手を当てて はずまぬボール 蹴り捨てし朝



by nambara14 | 2008-07-11 14:44 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

風紋=短歌




    { 風紋 }


突き詰めて

       考える砂

   風紋の

        手触りぬくし

    情感の襞



by nambara14 | 2008-07-10 10:52 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

追悼(=Rへ=)=詩

   


     気の薬

 
 きみの目は なにを見たのだろう
 後姿で遠ざかるひとびと
 きみの耳は なにを聞いたのだろう
 静けさの中の騒音 

 きみの手は なにに触れたのだろう
 あるいは なににも触れなかった?
 きみの舌は なにを味わったのだろう
 辛酸か 極上のワインか

 一瞬のシステムの狂いが
 ありえない幻を見させて
 きみに マイナスの勇気を与えた

 人は 人の気の薬
 時は 最高の睡眠薬
 別れは 突然にやってくる

  



by nambara14 | 2008-07-08 13:21 | 新作詩歌(平成20年発表) | Comments(0)

(時間という薬)=俳句




(時間という薬)


時だけが いやしてくれる 夏の虚

あじさいの 花陰深し ひと逝きて

ねじれては 涙をこぼす 夏に逝く




by nambara14 | 2008-07-03 14:07 | 五七五系短詩 | Comments(0)

仕切りなおし



(仕切りなおし)


塩撒いて 仕切りなおしの 夏は燃え 海老そるほどに 天を仰げば

振り向かぬ 涙も見せぬ うつむかぬ 前傾姿勢で ハードルを越え

後ろ髪 引かれても行く 炎熱の 空洞ありて 奥所は見えず



by nambara14 | 2008-07-01 15:31 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)