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今日の 今


     『 きょうのいま 』


今日の今  二度とない時  秋光る

いまここに  いるひとありて  秋祭り

今の今  振り向くひとに アキアカネ



by nambara14 | 2007-11-08 15:02 | 五七五系短詩 | Comments(0)

詩歌は必要か?


すっぱさも 

言葉のあやの 

色かたち  

投じてみても

生まれぬ波紋

by nambara14 | 2007-11-07 15:39 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

ボ-ドレールの詩の試訳



     『 いつまでも このままで 』


                        ボードレール


あなたは言った、「 この不思議な悲しみは どこから来るのでしょうか
黒くて剥き出しの岩を覆う海のように 満ちてくるこの潮は ? 」
― ぼくたちの心が 一度取り入れを済ませた後に
生きることはひとつの痛みであること それは周知の秘密だ

あまりに単純で なにも神秘的なことはない苦痛
それはあなたの悦びと同じ だれの眼にも明らかだ
だから 追求するのはやめよう! 好奇心旺盛な美しいひと
そうして いくらあなたの声が優しくても その口をつぐもう!

口をつぐもう なにも知らないひと! いつも陽気なひとよ!
子供のように笑う口を! 「生」よりも巧みに
「死」は 細かい網目に しばしば ぼくたちを捕え込む

ぼくの心が幻想の中に酔いしれますように
美しい夢のようなあなたの眼の中に潜んで
そして 長いまつげの陰にいつまでもまどろむことができますように!

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 参考までに、原文を載せておきます。


     SEMPER EADEM




< D'ou` vous vient, disiez-vous, cette tristesse e´trange,
Montant comme la mer sur le roc noir et nu?>
─ Quand notre coeur a fait une fois sa vendange,
Vivre est un mal. C'est un secret de tous connu,

Une douleur tre`s simple et non myste´rieuse,
Et, comme votre joie, e´clatante pour tous.
Cessez donc de chercher, o^ belle curieuse!
Et, bien que votre vois soit douce, taisez-vous!

Taisez-vous, ignorante! a^me toujours ravie!
Bouche au rire enfantin! Plus encor que la Vie,
La Mort nous tient souvent par des liens subtils.

Laissez, laissez mon coeur s'enivrer d'un mensonge,
Plonger dans vos beaus yeux comme dans un beau songe,
Et sommeiller longtemps a` l'ombre de vos cils!

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 (注) 上の訳詩は、福永武彦訳のボードレールの詩(「悪の華」中の一篇)を参考に、ぼくが試みに訳してみたものです。
   
 フランス語に通じていないぼくのはじめての和訳ですので、御笑覧ください。

 なお、この詩の存在を教えてくれた詩友及び原文をお示しいただいた賢人に感謝します。


by nambara14 | 2007-11-06 22:28 | 新作詩歌(平成19年発表) | Comments(0)


    『ピリス=ポルトガルの女流ピアニスト』


何十年  ぶりに出かけた  下町は  駅前開発  裏道はどこ?

なんとなく  途中下車した  大昔  街行く人に  変りはないか?

コンサート  ホールにぎわう  秋の夜  リスボンのひと  ピアノは魔術

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 11月4日 すみだトリフォニーホールで、ポルトガルのピアニスト、ピリスのリサイタルが行われたので、実にひさしぶりに錦糸町に行った。駅前は、昔の面影がないぐらい変貌していた。ちょっと離れると、昔ながらのプレイゾーンが残っているのかもしれないが・・・。

by nambara14 | 2007-11-05 15:26 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)


      「だれも…」


だれもみな さびしきウサギ 飼いならし涙こぼして えさを食い合う

きみだけが 特別じゃない つら過ぎる 日に日を接いで 生きる幽霊

みにくくて だらしないんだ なさけない ろくでもないが 死なないでいる

さびしさに 手に手をとって 駆けて行く 救いなき世の 空しさの果て

それでいい そのままのきみ いるだけで 光射し来る 力沸き出づ

by nambara14 | 2007-11-04 02:04 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

ハロウイーン



   {自信はゆらぐ…}

ゴウマンな 背筋に走る 寒気団

気取りたる 仮装は魔女か ハロウィーン

美声のみ 自慢にしつつ 長き夜

by nambara14 | 2007-11-02 15:55 | 五七五系短詩 | Comments(0)