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{それが何か?』


    {それが何か?』


ワックスの 作り笑いは 柑橘系

粒ごとに 甘さ異なる 葡萄房

熱帯の バナナの黄色 季語外し

洋ナシの 用無しと聞く 街に立ち

紅玉の すっぱい果汁 こぼれます

by nambara14 | 2007-11-28 10:38 | 五七五系短詩 | Comments(0)

{別に???}

 
      {別に??}


とりたてて 尊大ぶるなど できぬ柿

ただ熟し ごろりと転ぶ 梨の尻

真っ赤っか りんごのほっぺに キスをする
 

by nambara14 | 2007-11-27 15:34 | 五七五系短詩 | Comments(0)

{むふふ}


     「むふふ」

秋晴れに たまにはおれも むふふのふ

無理のない 人生設計 冬支度

ストイック いやエピキュリアン 秋まだら

あれもこれも それもほしくて 秋終わる

ほしがって 手に入れてむふ 秋の夜


     「なめる}

なめてみて からだ浮かべる 紅葉の湯

飽食の あとは入湯  秋の宿

嗅覚の 研ぎ澄まされて 秋の原

by nambara14 | 2007-11-26 13:52 | 五七五系短詩 | Comments(0)

勤労感謝?


     「勤労感謝?」


時が飛ぶ 小春日和に 鬼目覚め

勤労も 怠惰も感謝 肉体美

まっすぐに はだかを見ろよ 完熟期

りんご齧る おまえを齧る おしり齧る

唇に 貼りつく真空 枯葉色

by nambara14 | 2007-11-24 19:26 | 五七五系短詩 | Comments(0)

どうぞお入りください!


   {どうぞお入りください!}


断言癖 取り付く島無し 風凍る

よそよそし 首筋かえし 枯葉舞う

きつい目で 見ないでよよと 泣く紅葉

にっこりと 作り笑顔で 暖をとり

厚着して 玄関開けて 冬来たる


    「なぞかけ」


なぞかけも 通じぬひとに 枯葉散る

万葉の あわれを知らず 落ち葉踏む

官能の こぼれる指を 冷やす風


    「誤解?」


ひょっとして まじめ人間 寒すぎて

堅物と 思われて泣く 冬の街

強がって 燗酒ひとり 縄のれん

そのような かわいい女性 暖炉燃ゆ

by nambara14 | 2007-11-22 14:35 | 五七五系短詩 | Comments(0)

秋の悲歌


      秋の悲歌 


少年のころは 紅葉を見ると 心が躍った
拙いながら クレヨンで 微妙な色調を写そうとした
小さな画用紙に 鉛筆で ざっと 下書きをして
ひたすら 紅葉を 樹の幹や枝を その背景を 見つめた

見る前に 心にはあふれてくるものがあった
心はどきどきして むしろ 景色に色彩を与えた
複雑すぎる陰影は クレヨンでは描けなかった
不器用な手が 苛立ちで 画用紙をこすりつけた

いま ぼんやりと紅葉を眺める自分はだれなのだろう?
こんなにさびしそうな秋の暮れ これ以上ない悲しげな風景
嘆きの歌を歌うのに ふさわしい場所に 立っているのに

乾いた風が吹いていき 中古の心がひからびる
原色の にぎやかな パーティーは終わったのか?
冷め切ったスープを一口 飲んだだけなのに・・・

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by nambara14 | 2007-11-20 14:20 | 新作詩歌(平成19年発表) | Comments(0)

出会え!


     『 出会え! 』


出会え 出会え 狼藉もなし 月明かり

一人行く 出会え 出会え 神無月

霜月の 街行く群れよ 出会え 出会え!

by nambara14 | 2007-11-16 14:54 | 五七五系短詩 | Comments(0)

収穫祭

 
     【 収穫祭 】


極限の ぷっつんふらり 秋の果て

殺戮の 回顧録読む 長い夜

おんなには たえられなくて 枯れススキ

おれもまた 暴走しそう 冷える秋

かわいいこ だれが手をとる 収穫祭

おれもまた だれかとキスする 秋の夢

すまし顔 乱れる前の 新酒樽

by nambara14 | 2007-11-14 15:15 | 五七五系短詩 | Comments(0)

秋の歌


 
     秋の歌


このさびしさは どこから来るの?
まるで出口を失った子猫のような鳴き声
鳴くたびに ますますさびしくなって
あてもなくさまよいはじめる

それは遠い日の思い出がやってくるからだ
生まれる前の 遺伝子のつぎはぎだらけの螺旋階段
何万ものきれはしの中に かなしみの遺伝子はある
永遠にやむことのない 突然変異のシステム

だれも予測できない未来に向かって
おそれおののくことができるだけの人類
ほんとうの名は なんて言うの さびしん坊?

ただひとつ 解き難い謎かけにこたえる道は
とぎれとぎれであっても だれかと言葉を交わしあい
できれば そっと抱擁をかわすことではないかと?

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 (注)  この詩は、ミクシ仲間の女性が、「秋は なんだかさびしくなるわね!」と日記に書いているのを見て、それじゃ詩人のはしくれとして、「秋のさびしさを表現してみようじゃないか!」と思い立って、作ったものです。できたてです。

 なお、第一行は、ボードレールの「 いつまでも このままで 」からヒントを得ました!


by nambara14 | 2007-11-12 11:45 | 新作詩歌(平成19年発表) | Comments(0)

湯河原にて


   《 晩秋の温泉宿 》

露天風呂 浸かる体に 紅葉落つ

なんとなく 話し続ける 秋の暮

心のみ 少年飛べよ 天高く

無重力 あなたのいない 秋に泣く

オールヌード 彫像の影 降りる霜

by nambara14 | 2007-11-10 17:50 | 五七五系短詩 | Comments(0)