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囲碁用語の使い方入門



    駄目ばかりのソネット


先手が 黒石を 小目に打つ
後手が 白石を 星に打つ
序盤の布石しだいで
あとの戦い方が決まる

一隅は 小ゲイマ締まり
二つ目の隅は 一間高がかり
三つ目の隅は 三々に打ち込む
四つ目の隅は 読みの入った目外し

中盤戦は 付けたり 切ったり 劫にはじいたり
辺から天元へと 飛んだり 跳ねたり 押さえたり
石を捨てたり 殺したり ねじりあいが続く

終盤は 難解な地合いの計算 神経を使う形勢判断
細かい寄せ勝負 持ち時間がなくなる中で見損じが出る
終わってみれば半目負け ああ 悔しい!


by nambara14 | 2007-10-13 17:59 | 新作詩歌(平成19年発表) | Comments(0)

お濠端



      お濠端


小雨の降るお濠端。
   いつもより人影も少ない。
    ぼんやりと眺めていると かたわらに人の気配がする。
     小柄なひとだがその顔は傘に隠れて見えない。

  想像力を捨ててここにたたずむのはわたしだろうか?
   なにも思わず なにも描こうともせずに。
    なにも歌おうともせずに。
     ここにいるのはわたしだろうか?

  ひとびとの声はひどく遠くに聞こえ、
   車の走り過ぎる音も騒がしくは感じられない。
    雨に煙る空は見上げても焦点を結ばない。

  かすかな痛みがわたしを苛立たせる。
   それだけがわたしを導くものであるかのように。
    永劫の「無」を切り裂こうとする細い針のふるえる尖端。




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by nambara14 | 2007-10-09 13:42 | 新作詩歌(平成19年発表) | Comments(0)

自分は見えない!


   ) 自分は見えない! (

だれもみな 自分は見えぬ 萱の原

物言わず すれ違いたる 秋の風

ぶどうなし かきくりりんご DNA

だれにでも  なにかを語る 秋の空

おれに似た 雲を浮かべて 晩い秋


by nambara14 | 2007-10-08 12:11 | 五七五系短詩 | Comments(0)

自動記述


     {萩散る野辺に}

えんへらい  むらとらい  からんたい

どなんすたい  えらでんすとら  ひっぽこち

へるなんだい  すいちょるばい  ちゅちゅっちょかい

こもりくの  萩散る野辺に  しっぽりと

by nambara14 | 2007-10-04 11:48 | 五七五系短詩 | Comments(0)

すてきなひと


    「すてきなひと」

秋の日に 輝くきみは  ディアマンテ
きらきらと 砂金のごとく 稲実る
きみと愛 コスモス畑で キスしちゃう

    「ゴウマン?」

ま、いいか。 ひかえめに行く 秋の道
「おれなんか!」 やっぱりほしい 秋の味
「好き嫌い?」 まんじゅしゃげって 個性的?

    「涼しい」

霧雨の 一日ありて 秋匂う
涼しさも 行きつ戻りつ 時模様
食欲の つぎにはなにが 来る秋ぞ

by nambara14 | 2007-10-03 16:05 | 五七五系短詩 | Comments(0)