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「ニュートン」


   「ニュートン」

秋深し 科学雑誌を 読み急ぐ

二十種の アミノ酸あり 秋の味

進化には ちゅうぶらりんの 秋のひと


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 [Newton]は、素人にも分りやすく、科学に関する最新情報を提供してくれる月刊誌だ。

 最新号では、DNAや遺伝子のこと、進化論のこと、宇宙誕生から星の形成さらに銀河の形成のなぞなどが取り上げられている。

 法学部卒の小生にとって、興味深いテーマがもりだくさんだ。


 
by nambara14 | 2007-10-31 17:31 | 五七五系短詩 | Comments(0)

やや、古風に・・・


       「とぎれない列」

ここまでと 制する手足 掻きくぐり またのバリアを 踏み越していく

切れ切れの だが途切れない もつ焼きの じゅじゅっと煙る 熱燗の舌

運命の 粒体増えて 手に負えぬ 切除照射に 点滴の管

気を強く 持って戦う 精神の 二元論には 組みせぬにせよ

とめどなく 溢れ来る液 手をぬらす 塗り箸あれば 冷飯をはむ

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    (注):「とぎれない列」とはなにか?

 実は経験上具体的なものがあるのだが、それをそのまま詠むのははばかられた。

 それで、ちょっとひねって作ってみたのが上の短歌である。

 

 

by nambara14 | 2007-10-30 15:29 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

小さな人形


        小さな人形
  
   
   ここに 小さな人形がある
   ふしぎなかたちをした 小人のようだ
   それがなぜか 調子はずれの音を出す
   わたしの胸が きりきりと痛むときに

   それはまた こきざみにふるえる
   空の彼方からやって来る 微弱な電波を
   とらえるシステムが 内蔵されているのだろう
   なぜか わたしの頭の芯が 痛むときに
  
   それはまた かすかな光を発する
   蓄光石のように 暗い夜の行方を
   わたしの先に立って 照らしてくれる

   ときには 遠い過去から 細かな粒子を運んでくる
   わたしが力尽きて 崩れ落ちようとするとき
   それらは 無数の涙となって 濡らしてくれる


by nambara14 | 2007-10-28 18:48 | 新作詩歌(平成19年発表) | Comments(0)

人知れず


    「人知れず」

視線味 ささやく匂い 秋のキス

隠れいて 酒池肉林は 知らぬ秋

この一歩 入れば月も シルエット

by nambara14 | 2007-10-26 13:16 | 五七五系短詩 | Comments(0)

気がつけば・・・



    「気がつけば…」

そういえば 出会いもなくて 秋の風

淡々と 想うことあり 霜が降る

色褪せし アカデミックの 落葉踏む


by nambara14 | 2007-10-25 15:50 | 五七五系短詩 | Comments(0)

秋晴れ!


    「秋晴れ!」

仕事もね 一段落で 秋晴れだ

散歩する 世間に降りし 紅葉あり

花追うは ひとの性(さが)なれ 黄葉も

by nambara14 | 2007-10-24 14:42 | 五七五系短詩 | Comments(0)

ビジネスマン


      {ビジネスマン}

のほほんの  おれさえぴしっと  決まる秋

ダンディの  つもりのおやじ  つるし柿

とちっては  たちつてと あは  はぜる栗


      
       「誕生祝」

デザートに  記されし名呼ぶ  秋の歌



      『事故死』

あるひとの  墜落死して  秋の雨

はしごより  転落したは  秋の海

人の死は  わが死思わす  秋さびし

by nambara14 | 2007-10-23 15:54 | 五七五系短詩 | Comments(0)

蹉跌

  
     {他人の影}


あらためて 気づく自分の 愚かさよ
他人の影を 重ね合わせる

馬鹿だなあ 勝手に思う 邂逅の
あれこれの図は 夢か幻

思い違い だれのせいかは 突き詰めず
ただ意思疎通 こんがらかりぬ

誤解とは 曲解ではない 過剰なる
楽天性の 仕組みたる筋

おれにさえ 愛あり夢あり ドラマあり
涙も笑みも 過去も未来も

by nambara14 | 2007-10-20 23:07 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

秋美人


     {秋美人}

ぶっちゃけて 柿食うおんな 写メぱちり

電車内 化粧する目は 秋知らず

あくびして 伸びして眠る 秋美人


     {誤解}

だれのせい おれのせいかな 栗苦し

まぎらわしい メールの文面 鰯雲

片思い はじまらぬうち 梨転ぶ

  
    {秋晴れ}

ああ気張れ こんちくしょうの きのこ狩り

実るまで こんこんちきの こんくらべ

悪意ばれ じたばた食らう どろしめじ

by nambara14 | 2007-10-19 16:33 | 五七五系短詩 | Comments(0)

秋のスケッチ



      「雨のち晴れ」

 小雨なら 濡れてもいいか 金木犀

 晴れ渡る 黄金の実り 午後の夢

 ビーナスの 背筋くすぐる ススキの穂




      「愛と死」

ートリスタンとイゾルデを観たのちにー

 せつなさも 幕下りて消え 秋の宵

 ソプラノの 消え行くエンド 秋深し

 愛憎の 芝居のごとく 消える秋

by nambara14 | 2007-10-16 13:32 | 五七五系短詩 | Comments(0)