物語=詩
2008年 11月 23日物語
おそらく泣き声や雨風や波の音
母の胎内で聞いた心音やリズムが
鼓膜をふるわせ脳を喜ばせるのだろう
複雑な仕組みの末に感じ取る単純な情緒
何者かの無言の意思を探りながら
心をゆさぶることだけにこだわった姿勢で
膨大な物語を書き綴る若者は
やがて白髪になりやせこけて病床に伏す
脳内に未完の物語をあふれさせながら
by nambara14
| 2008-11-23 22:51
| 新作詩歌(平成20年発表)
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