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痛みの果て



ここに痛みがある
この痛みは生きているから
感じるのだろう

あるいは
眠りによって
痛みは忘れられるだろうか
眠れない激痛
うつらうつらの鈍痛
痛痒い疼痛

麻酔の覚め際
傷口は計り知れない痛みを
全身に刻み込む

空白の記憶の彼方から
うずまく星雲のように
あらゆる強さの痛みが訪れる

やがて 核反応が
臨界を超えたかのように
一瞬 世界が消える

もし意識が戻ることがあるなら
やってくるのは
死生を超えた新鮮な痛みだろう


by nambara14 | 2007-03-30 23:09 | 新作詩歌(平成19年発表) | Comments(0)