捨男
2007年 03月 01日やっほい 三月
二月を捨てろ
おかしな冬はいなくなれ
春らしい季節よ やって来い
がけの上から かわらけ投げた
おどろおどろしたわが身の
面妖な憑き物たちよ
二度と戻ってくるな
捨てようとしても捨てきれないもの
あるいはひと または想い
一度は捨てて拾いなおす財宝
そむけた顔に 離れゆく背中
いくども夢に現れる透明のひとがた
あたらしい緑を満たせ
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by nambara14
| 2007-03-01 20:32
| 新作詩歌(平成19年発表)
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