シェークスピア ソネット 58
2019年 06月 15日ソネット 58
W.シェークスピア
わたしがはじめてあなたの奴隷になり
あなたがお遊びの時をわたしの心の中で考えないようにし
あるいはあなたがどんなふうに過ごしているかを手紙で知らせてくれることを願ったり
あなたの奴隷としてあなたがお召しになるのを待つことを、
神が禁じてくださればよかったものを
おお、あなたが自由になさる間、あなたの意の下にあるわたしが
あなたの不在に耐えられるようにしてください
そしてわたしを傷つける仕打ちにもあなたを責めることなく
辛抱強く苦痛に慣れそれぞれの試練に耐えさせてください、
あなたがどこにいてもあなたの特権は非常に強いので
あなたは思い通りに時間を使うことができるし
自ら犯した罪も自分で許すことができます、
待つことがどんなにつらくてもわたしはあなたを待ちます
あなたのお遊びが良くても悪くてもあなたを責めることはせずに。
Sonnet LVIII
W. Shakespeare
That god forbid, that made me first your slave,
I should in thought control your times of pleasure,
Or at your hand the account of hours to crave,
Being your vassal, bound to stay your leisure!
O! let me suffer, being at your beck,
The imprison'd absence of your liberty;
And patience, tame to sufferance, bide each check,
Without accusing you of injury.
Be where you list, your charter is so strong
That you yourself may privilege your time
To what you will; to you it doth belong
Yourself to pardon of self-doing crime.
I am to wait, though waiting so be hell,
Not blame your pleasure be it ill or well.