シェークスピア ソネット 22


ソネット 22


         W.シェークスピア


わたしの鏡はわたしが年老いているとわたしに認めさせることはできないだろう

若さとあなたが同じ年である限りは

だがわたしがあなたの中に時の刻んだ皺を見るとき

わたしは死がわたしに終わりを告げることを理解するだろう

あなたを覆っているすべての美しさは

わたしの心を飾るのにふさわしい衣装だ

わたしの心はあなたの胸にあり あなたの心はわたしの胸にある

それならどうしてわたしがあなたより年老いていることがありうるだろう?

おお!だから愛よ、わたしのように自分自身をたいせつにしなさい

自分自身のためというよりあなたのために自分自身をたいせつにしているわたしのように

ちょうどやさしい乳母が赤子を見守るように

あなたの心をたいせつに守っていこうとするわたしのように

わたしの心が死んでもあなたの心は生き延びるなどと思わないでほしい

あなたはあなたの心をわたしにくれたのだから 返さなくてもいいものとして



Sonnet XXII


       W.Shakespeare


My glass shall not persuade me I am old,

So long as youth and thou are of one date;

But when in thee time's furrows I behold,

Then look I death my days should expiate.

For all that beauty that doth cover thee,

Is but the seemly raiment of my heart,

Which in thy breast doth live, as thine in me:

How can I then be elder than thou art?

O! therefore, love, be of thyself so wary

As I, not for myself, but for thee will;

Bearing thy heart, which I will keep so chary

As tender nurse her babe from faring ill.

Presume not on thy heart when mine is slain,

Thou gav'st me thine not to give back again.



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by nambara14 | 2018-09-25 13:43 | 翻訳詩(シェークスピア) | Comments(0)