シェークスピア ソネット 152


ソネット 152


              W. シェークスピア

             南原充士 訳


あなたを愛するわたしがあなたを裏切ったことをあなたは知っている

だがあなたもわたしに愛を誓いながら二度もわたしを裏切った

愛の行為の中でもベッドでの誓いは破られ新たな誠意も引き裂かれた

新しい愛が生まれた後に新しい憎悪を誓うことで。

だが二十回も誓いを破ったわたしが

二つの誓いを破ったあなたを責めたりするだろうか?

わたしは何度も誓いを破った

なぜならすべての誓いはただあなたをいじめるための誓いであり

わたしのあなたへの信頼も失われたのだから。

なぜならわたしはあなたの深い親切や愛や真実や貞節を心底信じ

そしてわたしはあなたを輝かせるため、自分の目を盲目にし

あるいはわたしはその目が見たものを見なかったことにすることをその目に誓わせたのだから、

なぜならわたしはあなたが美しいと証言したが、

より嘘つきの目は 真実ではなくそんなにも汚らわしい偽証をしたのだった


Sonnet CLII


                 W.Shakespeare


In loving thee thouknow'st I am forsworn,
But thou art twice forsworn, to me love swearing;
In act thy bed-vow broke, and new faith torn,
In vowing new hate after new love bearing:
But why of two oaths' breach do I accuse thee,
When I break twenty? I am perjured most;
For all my vows are oaths but to misuse thee,
And all my honest faith in thee is lost:
For I have sworn deep oaths of thy deep kindness,

Oaths of thy love, thy truth, thy constancy;
And, to enlighten thee, gave eyes to blindness,

Or made them swear against the thing they see;

For I have sworn thee fair; more perjured eye,
To swear against the truth so foul a lie!







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by nambara14 | 2018-06-01 23:49 | 翻訳詩(シェークスピア) | Comments(0)