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シェークスピア ソネット 2


      ソネット 2

                W.シェークスピア           
                  南原充士 訳

四十回の冬があなたの額を包囲し
 あなたの美しい野原に深い塹壕を掘るだろうとき、
 今そんなにも見つめられるあなたの誇らしい服装は
 価値の乏しいみすぼらしい身なりになってしまうだろう。
 そして あなたの美しさはどこにあるのか
 あなたの活力に満ちた日々の財宝はどこにあるのか、と問われるとき、
 答えるとすれば、あなた自身の深くくぼんだ目の中に
 全てを蝕む恥辱と無用な称賛がある、
 あなたの美しさの使い道へのそれ以上の称賛がありうるだろうか
 ということになるだろう。
 もしあなたが 「この美しいわたしの子供が、わたしの女性経験を勘定し、
 わたしのように年寄りじみた言い訳をするだろう」と答えて、
 あなたの後継ぎによってその美しさを証明することができるなら、
 それはあなたが年老いた時に新たに生まれなおすということになるだろう
 そしてあなたが自分の血が冷たいと感じる時にそれは温かいと思うだろう。


 
         Sonnet II

When forty winters shall besiege thy brow,
And dig deep trenches in thy beauty's field,
Thy youth's proud livery so gazed on now,
Will be a totter'd weed of small worth held:
Then being asked, where all thy beauty lies,
Where all the treasure of thy lusty days;
To say, within thine own deep sunken eyes,
Were an all-eating shame, and thriftless praise.
How much more praise deserv'd thy beauty's use,
If thou couldst answer 'This fair child of mine
Shall sum my count, and make my old excuse,'
Proving his beauty by succession thine!
This were to be newmade when thou art old,
And see thy blood warm when thou feel'st it cold.


by nambara14 | 2018-05-26 23:04 | 翻訳詩(シェークスピア) | Comments(0)