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57577系短詩 猛暑日


猛暑日も 人出は多く ひきこもる タイプの者は 乾きつつ行く


影のごと 道行く者に 幸あれと にぎわう路傍 見えず聞こえず 


そんなにも 出かけたがるの きみたちは 楽しかったと 口々に言う


曇る空 一夜明けての 大変化 昨日の自分 よく生き延びた


現在の 自分の気持ち 只今の 自分の言葉 座標に落とす


現在が すべてとすれば 先端の 一瞬だけが 際立つ光


愚かなる 小さな怒り しずめんと おのれの虚無に 外気吹き込む


自虐から 何も生まれぬ 自信から すこし生まれる 実りへの芽よ


プレフラの 顔を作って 帰ります 仮面の下に 疲れ隠して


ひょっとこの 仮面つければ 我知らず 素顔のわれも ひょっとこ顔に


おたふくの 仮面つければ その下の 顔もおかめに 笑いくずれる


by nambara14 | 2017-08-11 12:09 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)