無心
2016年 05月 07日居心地の悪い場所からはすぐに遠ざかりたいと思うが
どこに行ってもくつろげないとしたらどうしようか
おもにひととの関係で気苦労か絶えず体調さえ崩してしまう
それでもひとびとによって毎日生きることを支えられている
ひとのいないところに行きたくなれば行くことができる
人恋しくなればひとのいるところへ戻ってくることもできる
いったいどんなときに自分が快いと感じるのだろうか
快不快に対して鈍感になってしまったのかもしれない
隣近所の延長戦であくせくしている視線をちょっとずらせば
銃撃戦やテロや殺傷や交通事故や地震や台風の被害者が見える
地球が太陽の周りを回り銀河系は混沌とした宇宙に浮かんでいる
ひとりひとりの人間もまためいめいがちいさな混沌なのだろうか
それでも穏やかな日々はたしかにあると信じながら
どこか切り離される思考回路においてしか存在しないような気もしてくる
by nambara14
| 2016-05-07 15:13
| 新作詩歌(平成28年)
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