書きぐせ
2014年 04月 26日
なにかを思えば書き記したくなることもあるし
そのままにしておきたいこともある
自分の中に欲求の仕組みがあって
手の届かないところでなにかをしたいとか
したくないとかを感じさせているのだろう
書きたくないときは無理に書こうなどと思わずに
ぶらぶらと歩いてみるに限る
自分の内部に向かいがちの気持ちを反転させて
外界へと五感を解放させてみる
風が頬や首筋を撫で髪を乱す
少し肌寒い外気の中をかまわず歩き続けると
道端に草木が息づきときには花咲いているのに気づく
雀の鳴き声が車の走る音に混じって聞き分けられ
ベビーカーを押した若い母たちに纏わりつく幼児が見える
動きやまない街のようすを見るともなく見ながら
ふと思い出す昨日の予想外の体調異変
垂れ篭める雲に陰る未来を予感せざるをえない
随分歩き続けて喉の渇きを覚え靴ズレさえ感じはじめて
最寄りのカフェに入って休息をとると
一瞬空白になった脳が急速に色彩を取り戻すのがわかる
光が差して言語中枢を刺激したせいだろうか
言葉があふれてきてなにかをつぶやいてしまう
それは書くことのできる言葉となって
記憶のページに書き付けられる
急ぐこともなく帰途についたが
ちょっとした足の痛みだけはつきまとって
それが言葉を生み出すのだった
書きたいという意欲が生まれてくるような気がしたが
どうしても書き記したいという衝動に達しなければ
放置しておくに限る
むやみに書くなどということはすべきではないと
まだら模様の意識とともに
気の向くままの歩行を続けてみる
そのままにしておきたいこともある
自分の中に欲求の仕組みがあって
手の届かないところでなにかをしたいとか
したくないとかを感じさせているのだろう
書きたくないときは無理に書こうなどと思わずに
ぶらぶらと歩いてみるに限る
自分の内部に向かいがちの気持ちを反転させて
外界へと五感を解放させてみる
風が頬や首筋を撫で髪を乱す
少し肌寒い外気の中をかまわず歩き続けると
道端に草木が息づきときには花咲いているのに気づく
雀の鳴き声が車の走る音に混じって聞き分けられ
ベビーカーを押した若い母たちに纏わりつく幼児が見える
動きやまない街のようすを見るともなく見ながら
ふと思い出す昨日の予想外の体調異変
垂れ篭める雲に陰る未来を予感せざるをえない
随分歩き続けて喉の渇きを覚え靴ズレさえ感じはじめて
最寄りのカフェに入って休息をとると
一瞬空白になった脳が急速に色彩を取り戻すのがわかる
光が差して言語中枢を刺激したせいだろうか
言葉があふれてきてなにかをつぶやいてしまう
それは書くことのできる言葉となって
記憶のページに書き付けられる
急ぐこともなく帰途についたが
ちょっとした足の痛みだけはつきまとって
それが言葉を生み出すのだった
書きたいという意欲が生まれてくるような気がしたが
どうしても書き記したいという衝動に達しなければ
放置しておくに限る
むやみに書くなどということはすべきではないと
まだら模様の意識とともに
気の向くままの歩行を続けてみる
by nambara14
| 2014-04-26 22:28
| 新作詩歌(平成26年)
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