本能

ということで
週末だから
体の本能に任せれば
走り出して
宙返りだ
いや正確には
宙ぶらりんだ

頭を下げた拍子に
勢い余って街路樹に
突っ込んだ
妙な具合で
体の上下もわからず
態勢の立て直しようがない

斜めに見える空と
電柱が見える中じっとしていると
ふいに体が軽くなった
だれかの腕が
背中を抱えて
引っ張り出してくれた

礼を言う間もなく
恩人はいなくなった
なんだかばつが悪い気がしたが
得したような気がしないでもない
週末だから
本能に任せるのもいいよね?
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by nambara14 | 2013-11-15 10:03 | 新作詩歌(平成25年) | Comments(0)