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半信

半身を 置いて踏み出す 蜃気楼 凍れるままに 火炎放射器

半身を 求めるごとく 洞穴を 濡れつつ迷う すってんころりん

半信の 惑うばかりの 過ぎ越しも 半疑のこころ わずかに超えて   

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by nambara14 | 2017-01-19 19:50 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

氷河期

 凍り付く われは半裸の 原始人

All over frozen,
I am a semi-naked
Primitive man.

 解凍機 くぐれどなおも 氷点下

Going through
A defrosting machine,
It is still frozen.

 安らかな 眠りに就けよ 氷河人

Good night,
Get a sound sleep,
Glacier man!


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by nambara14 | 2017-01-19 19:09 | 五七五系短詩 | Comments(0)

そっと滑り出したそりがいつのまにか
コントロールできないスピードで滑り始めた
視界は狭まり周りはぐるぐると回転する
思わず目をつぶるが冷たい風を切る感覚からは逃れられない

そういえばいつかもこんな感じがしたことがあった
あのときは海の中でいくらもがいても浮き上がれなかった
息ができなくてもうだめだと思ったときに
ふいにだれかの太い腕がからだを海面の上に引き上げてくれた

ベッドに横たわって全身麻酔の注射を打たれて
はっと気が付いた時には何時間も経っていた
体には深くメスが入ったはずだが何の記憶もなく
傷口の激痛だけが容赦なく襲ってくるのだった

一瞬の後のことはわからないが恐怖のあまり
意識が遠くなったり心身がばらばらになるような感じがする
こんなときにフラッシュバックするのは苦しい時のことだけなのか
ふわふわとした雲のじゅうたんを歩くような瞬間へ飛べないのか



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by nambara14 | 2017-01-18 10:28 | 新作詩歌(平成29年) | Comments(0)