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と詩こ詩


とうとう 今年も 終わりだね
とにかく いろいろ ありました
とんでもないこと あったけど
どうにか こうにか 生きてきた

しかくさんかくまるかいてちょん

こつこつ 続けてきたことを
これからもまた やりますよ
こがらしの吹く 大晦日
こんやは 鐘を叩きます

しりうす ぷろきおん びーとるじゅーす


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by nambara14 | 2015-12-31 17:42 | 新作詩歌(平成27年) | Comments(0)


      平成二十七年 57577系短詩

                                 南原充士

花咲いて 歳歳年年 変わりゆく 樹木の下の 人相似たり

人は人 花には花の 命あり 散るを知るとや 咲き誇る今

悲しみの 色は美し 喜びの 花咲く時を 輝かすとや

吹き抜ける 電磁の嵐 追いかけて テレポーテーション 届け未来へ

吹き溜まる 見えないとげに 刺されいて 走り出でれば もんどりを打つ

吉凶に 傾く性向 忌みつつも 揺らぐ大地に さまよいてあり

スリーボール ツーストライク 梅雨空の ボールパークに エール木霊す

ツーアウト 満塁九回裏 逆転の エラー暴投 本塁激突

故障者の リスト満杯 肩肘と 膝と足首 満身創痍

生きるも地獄 死ぬも地獄 生死不明の涯にさまよう

へいサマー へい葉鶏頭 燃え立てば かげろうさえも 惑いよろめく

仮住まい 身を整えて 日々暮らす 路地裏に咲く 花に水やる

湖の 霞棚引く 畔へと 歩みて行けば 心騒がし

歩みつつ 振り向く先に 木立見ゆ 風さわさわと なにを揺さぶる

これは恋 あるいは愛と 定めかね 過ぎ行く時を ただ思い見る

だれにとも 定めぬ祈り どこへとも 決めえぬ願い 心中に秘す

時を超え 空を渡って やってくる かすかなゆらぎ かすかなゆらぎ 

闇よりも 深い閨より 生まれ来る 命の光 波打たせつつ

かなしみを よろこびにかえ くるしみを たのしさにする きのうきょうあす

かるからん おもいにもつも あさあけの ひかりさしくる いまここにいて

なみだにも あせにもちにも まけないで えがおみかわす みらいをいのる

ユリカモメ 飛び交う空を 見上げれば 虹橋渡り 「ゆりかもめ」行く  

海面の 大きなうねり 見下ろせば 幻覚のごと 景色ゆらめく

秋晴れの 海辺をひとり 歩みつつ 声なき声で 小さく叫ぶ 

しばらくは 思いめぐらし 再考し 思い直して 仕上げる仕事

内部へと 向かう視線の 奥底に いずこからとも 光射し来る

ようやっと 姿見えれば 整えて 清めた手にて 送り届ける

タイトロープ 渡る美男の アルルカン 愛って言って 恋って言って  

マニュアルの 陥穽にあり あがきつつ 光の筋を まさぐりいざる

ワンタッチ あとは知りえぬ 行く末は ひえられひえら めすてれめれら



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by nambara14 | 2015-12-23 17:38 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)


  平成二十七年 575系短詩

                      南原充士

道行けば 春の嵐を 避けきれず

作戦は 練り直しても 花咲かず

離れ来て ひとり思えば 水ぬるむ

見えぬまま 去りゆくひとの 後ろかげ

なんのため すれ違いゆく 花の下

梅雨時の 三叉神経 もてあまし

曇り晴れ 雨のち晴れて 曇り雨

濡れねずみ 洗濯物は 天日干し

クルミ餡 漉し餡粒餡 夢想餡

ふっくらと パン屋の前で 雨宿り

千万の 堪忍袋の 緒が切れた

暑いねと うちわ片手に 氷菓買う

家にいて 麦茶を飲んで 昼寝する

濃い影の 木陰に消えて 蝉の声
 
炎天も 心ひとつで また涼し

枝枝に 蝉鳴く声の 掠れ来て

ごくまれに 漲るものを 感じつつ

子と母を 見比べてまた 見比べて

泣き叫ぶ 殴る蹴る踏む 投げつける

見られてる ブレイクダンス 崩れてる

宴席は すこし法螺吹く 夕涼み

やあやあと 肩を叩いて 暑気払い

大ジョッキ 語らう口を 泡立てて
 
逆光の 顔つきを見て 苦笑い

炎天下 思い出させる 揺れ始め

深読みの 明日がありて 今日過ぎる

断ち切って 捨ててしまって 離れ去る

アルバムを 開いて閉じて 捨て惜しむ

手紙類 焼き捨てる文字 浮かび来る

さくねんも いっさくねんも いきていた

らいねんも さらいねんにも いきてるか

おんしゅうを こえるうたごえ まちにみつ

秋晴れに 不埒な笑い かみ殺す

秋深し 不敵な笑みを 拭い去る 

秋の暮 悲観論者を 封じ込め

網棚へ 載せさせまいと 肩怒る

及び腰 見れば膝先 キャリーバッグ

吊革を 離して泳ぐ 手のやり場

究極の かたちは延びて ストリング

波は行く からだは残る ストレンジ

これを見て あっちを向けば アゲンスト

むきだしの 腹を目がけて ストライク

身をかわし 埃払って スタンダプ                  

木枯らしを 吸ったり吐いたり ひた走る

霙降る 軽く掬って 頬張って

深々と 鎮まる街に 鐘を撞く

露天風呂 筋の先まで 伸ばし切り

星空は ギリシア神話の 紙芝居 

輝きを 映す瞳を 見つめいる

物言えば 燎火のごとく 消しがたし

言わざるも 世間の知恵か 風寒し

言う言わぬ 阿吽の呼吸 人の世の

傷つけて 傷つけられて 懲りなくも

相容れぬ 同士とともに 住む以外

小手先の 人情話に 耳貸さず

やすやすと 涙流さず 風凍る 

深奥は 見定めずとも あと一歩

痛む歯の 治療に耐えて 素寒貧 

麻酔打つ 神経線の 仮寝入り

かけまくも かしこみもうす かみだのみ


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by nambara14 | 2015-12-23 16:19 | 五七五系短詩 | Comments(0)


鬼はね 金棒で 叩いたんだよ
おんなのひとの 頭を思い切り 叩いたんだよ
なんにも 悪い事なんて してなかったのに
頭が割れて 血だらけになって 倒れたんだよ

若者はね ピストルで 撃ったんだよ
鬼の心臓を 一発で 打ち抜いたんだよ
いろいろ 悪いことを したんだから
あんなふうに 殺されても 仕方なかったんだよ

犬はね 吠えると 殺されちゃうから
離れて じっと 見ていたんだって
若者が 犬を手招きしたけど
汚れた手を持った者には 近づかなかったってね

子供たちはね 隠れ家から出て
どんなことがあったのか 聞かされたんだって
でも 鬼なんて見たことも なかったし
いつも遊んでくれた おじさんが いなくなったのが
気になって しょうがなかったんだって


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by nambara14 | 2015-12-22 13:54 | 新作詩歌(平成27年) | Comments(0)

鎮痛


痛む歯の 治療に耐えて 素寒貧 

麻酔打つ 神経線の 仮寝入り

かけまくも かしこみもうす かみだのみ


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by nambara14 | 2015-12-16 13:27 | 五七五系短詩 | Comments(0)

叙述


これはなんでもありません
なにもないというのでもありません
なにほどの価値がないというわけでもなく
なにかを隠ぺいしようとするわけでもありません
ただそのような言葉をつぶやいてみたかったのです
というか なにかをつぶやいてみたくなっただけです
なにか具体的な物 たとえばコップでは強すぎますし
なにか抽象的な物 たとえば幻では弱すぎますから
あいまいながら実体が有る物を提示したいような気がして
自分の脳内をサーチしてみましたがなにも見つかりませんでした
叙述される物がはっきり認識されていないときに
叙述する言葉は見つかるでしょうか?
説明を放棄してなにか言うとすれば
とっさにそんな言葉が口をついたとしても不思議はないと思いませんか?


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by nambara14 | 2015-12-15 14:56 | 新作詩歌(平成27年) | Comments(0)

レポーター


クリスマスシーズンのアメリカの都市の様子を映した映像
イルミネーションに輝く街のスポットをめぐりながら流暢な言葉が流れる
若い女性レポーターの顔がときどきアップになるのに見とれながら
プレゼントを選んだり食料を買い込んだりするひとびとの表情をながめる
もし自分が同じ景色を見たとしたらほとんど言葉を発することはできないだろう
タイミングを外して口ごもっては映像に遅れたり場違いな説明をしてしまうだろう
思えば長いこと言葉を求めてさまざまな場面を歩いてきたものだが
瞬発力のないのろのろ歩行者として無口な生き方をしてきてしまった
いくら心の中で少ない言葉が響いたとしても口に出さなければ伝わらないからと
意識的につぶやきつづけてきた言葉は干し草の山のようにうず高く積もっている
ディスプレーを眺めては飽きもせず書き付けては直しまた読み直しては書き直す
ひっそりと捨て置かれてやがては風とともに散り失せてしまうかもしれないけれども
小さくてなまりのあるかすれ声では表現しきれなかった心のうちを
その陰影を丁寧に描き出すことができたと思える言葉を書き残したいと思ってきた
自主制作のレポート映像を流してみることがあったとしても
照れくさくてとても自分で見ることなどできないだろうけれども


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by nambara14 | 2015-12-13 11:40 | 新作詩歌(平成27年) | Comments(0)

てどめ


  てどめ

くわらんじい
じゃっけんじい
さっけんじい
あじゃんすか
まじすとりい
からんすか
はなとらぴい
かなすべる
おいすとりい
ともろすか
もろみんじゃが
わいみんすて
ほんまつとう
かわもんすて


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by nambara14 | 2015-12-12 22:55 | 新作詩歌(平成27年) | Comments(0)

雨のち晴れのち・・・


雨が降っていたね ええ
雨がやんだね ええ
晴れて来たね ええ
うそみたいだね ええ

風が出て来たね ええ 
嵐みたいだね ええ
ひとやすみしようか ええ
風がおさまるまで ええ

今夜は星がきれいだね ええ
あしたは晴れるだろうね ええ
気温もあがってきたよね ええ
そろそろ寝ようか ええ

いつのまにいなくなったのだろう
めざめたらおはようのあいさつをし
窓を開け放して空気を入れ替え
朝食の準備にとりかかっていた

土砂降りだねえ 局地的な
天気予報は当たらなかったねえ 今日は
これからどうなるかわからないけど
急ぎでない外出は控えたほうがいいよね



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by nambara14 | 2015-12-11 14:35 | 新作詩歌(平成27年) | Comments(0)

平成27年の活動記録


      「平成27(2015)年の文学関係活動記録」  

  今年も残りわずか。この一年のわが文学関係の活動をまとめておきます。
          
1.詩

①詩集『思い出せない日の翌日』(水仁舎)(平成27年4月)
②詩誌『space』に詩を発表
        「実験室」(H27年2月)
        「飛想」(4月)
        「映画館」(6月)
        「魔法博物館」(8月)
        「お掃除ロボット」(10月)
        「案ずるより産むが易し」(12月)
③詩誌『repure』に詩を発表
        「ホログラフィー」(H27年4月)
        「その陰に」(10月)
④詩と音楽の雑誌『洪水』に、海東セラ詩集『キャット・ウォーク』の書評発表(平成27年7月)
⑤詩の合評会「09の会」に参加。

2.小説

電子書籍の出版に着手

①BCCKS 『転生』(平成27年10月)
②Amazon『エメラルドの海』(平成27年11月)
      『恋は影法師』(平成27年11月)
      『メコンの虹』(平成27年12月)

3.イベントへの参加

① 四元康祐『詩人たちよ!』刊行記念トーク&リーディング(日本近代文学館)(平成27年4月)に出席。
② 「Down Beat フォーラムⅣ 」( 平成27年9月)(戸塚)に出席。

4.マイブログの継続

①『きままな詩歌の森』(Excite.ブログ)

    ・詩         数十篇発表
    ・575系短詩   約60句発表
    ・57577系短詩 約30首発表
    
②『越落の園』(Yahoo!ブログ)

    ・論考『価値観の研究第三部』(50篇)完結

5.SNSへの参加

①Twitter
②Facebook
③mixi     『美味礼賛』連載中
④灰皿町   若井信栄追悼文寄稿





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by nambara14 | 2015-12-10 15:40 | プロフィール | Comments(0)