<   2011年 07月 ( 30 )   > この月の画像一覧

人休み


     人休み



犬を蹴り 猫を叩いて 鳥を打ち 魚ひっかけ 牛食い尽くす

花をもぎ 草を引き抜き 穴を開け 石ころぶつけ 果実葬る

肉魚 野菜くだもの のり昆布 豆腐ミルク茶 砂糖塩酒 


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by nambara14 | 2011-07-29 13:48 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

原点


       原 点


立ち戻る 場所かと思う 人の墓

見も知らぬ 骨格なぞる 夏の雨

高層の 空を震わす 蝉の声


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by nambara14 | 2011-07-28 15:58 | 五七五系短詩 | Comments(0)

で、


         で、


このナイフで リンゴの皮をむく
このリンゴで ナイフの刃をみがく
このナイフの刃に 顔を映す
そのかたすみに 目出し帽が見える

あっと思うが 声は出ない
この場所から逃げ出したいが 
足がすくむ
手がふるえる

金縛りで めまいがして
自分であって 自分でないような
今であって 今でないような
ここであって ここであってほしくないような

で、
で、で、で、
で、で、で、で、で、で、
で、で、で、で、で、で、で、で、で、


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by nambara14 | 2011-07-27 10:04 | 新作詩歌(平成23年) | Comments(0)

ねこばば


       ねこばば


面相の 変わりはてたる 時のばば

砂かぶせ ならしておけよ 野の掟

しばたいて 遠くを見るか ひとめいて



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by nambara14 | 2011-07-26 10:01 | 五七五系短詩 | Comments(0)

義侠心



       異邦人


心病み 体萎えゆく 黒衣にて 鳥肌隠し 炎天に伏す

われもまた 異国の民か 行きずりの 野良犬にさえ かじられる尻

失いし 果実の籠を 抱きながら 粗放の中を 惑いつつ行く 


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by nambara14 | 2011-07-25 15:44 | 五七五七七系短詩 | Comments(0)

とらわれびと


      囚われ人


グレンの空気を切って自転車をこぐひとの太もも
紫のめまいに青い酢をぶっかけて逃げていくかげろう
目の下のほくろが小人の蝿男になって透明の殻の中でうごめいている

がっちゃここん
衝撃波のエネルギーを臆病な質量に固めて
見開いた目の充血した毛細血管を冷凍保管する

拡散係数を掛け合わせて憧憬爆弾を仕掛ける
怪しげな関数を捏造して脅しを掛ける
饐えた臭いの微粒子さえ閉じ込めておく

どこかはわからないが最果てと思って進んでいく
稚拙な口笛ぐらいは吹き鳴らして記憶を呼び起こす
途中は極彩色 補色はつまずいて真っ暗闇




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by nambara14 | 2011-07-24 10:43 | 新作詩歌(平成23年) | Comments(0)

隣席


      隣 席


むへむっふぇ 視線緩めて  仕舞い込む 

傾いて 押しやりかわし 突き放す

立ち上がり ふんとほざいて 歩き出す  


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by nambara14 | 2011-07-22 16:24 | 五七五系短詩 | Comments(0)

A list




A list


According to the list of typhoons' names,

Automatically the name is decided,

From birth to death, it is called by that,

It is recorded by that ,too

What is the name?

Be ware that the numbering of the typhoons

Is not used outside Japan




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by nambara14 | 2011-07-21 11:01 | 新作詩歌(平成23年) | Comments(0)

言葉以前



      言葉以前


朝っぱらからしゃべり続けて
奇妙な声が脳内に反響する
眠りこんだら 夢任せ
軌道を外れたジェットコースター

夢の中で 言語不自由者が
話しかける
声が聞こえたかどうか
意味が伝わったかどうか

尿意が くりかえし襲う
那智の滝の真下で
カメラを構える

熟睡期に入って
真っ暗闇を手探りする
一言も発しない



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by nambara14 | 2011-07-20 16:17 | 新作詩歌(平成23年) | Comments(0)

台風


      台 風


海力を 左に巻いて 突進す

波風を 立てて雨脚 強行す

曲折の 進路の先に わが身あり


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by nambara14 | 2011-07-19 11:16 | 五七五系短詩 | Comments(0)