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  毎日を 祭りと名付け わが暦

 日めくりを めくりそこねて とんび舞う

 開花日の 予想はずれて ジャズダンス


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by nambara14 | 2010-03-30 14:51 | 五七五系短詩 | Comments(0)




     春宵祭


今夜を祭とするために
春宵祭と名づけて 
やっつけの会場おさえて
案内はケイタイで手当たりしだい
4名出席者が確保できて
手を打った
同年代のじじいばかり
気楽と言えば気楽だが
華やぎがない
せめて桜の花でも見ながら
酒を酌み交わそう
夕刻には暇人4人がそろって
窓から見える七分咲きの桜に向かって
乾杯!
  ・・・ってわけで・・・
  ・・・ふーん・・・
  ・・・べらぼうめ・・・
人の話は聞き流し
勝手に思いにふけって
古今東西の桜を移ろう
みんなずれているから
遠くも近くも気にせずに
いやあやけに冷えるねえ!
家に帰ればなにが待ってるか
詮索なしの
小さな無礼講だ
適量はとっくに超えた
春の夜はとっぷり暮れた
祭は・・・
祭は終わったのか?



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by nambara14 | 2010-03-30 11:43 | 新作詩歌(平成22年発表) | Comments(0)

謝恩会



     謝恩会


手から目へ 光の届く 花の陰

雨と風 春の遅さに かがみこむ

振り向いた 目に謝恩会から 抜け出して


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by nambara14 | 2010-03-26 13:12 | 五七五系短詩 | Comments(0)

桜雨!



   桜雨


あら雨
からっとしないね
桜はどうなる?
立ちどまって
なにを思うの?
はかない人生
まあいっか
やむで待とう
埒もないけど
笑っていようよ!


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by nambara14 | 2010-03-25 18:55 | 新作詩歌(平成22年発表) | Comments(0)

春ぅ!


          

    春ぅ!


春ぅだから うららか
桜ぁ咲く あたたか

花見にぃ 行こうよ
お酒もぉ おいしい 

すきなひとぉ 追いかけてぇ
どこまでもぉ 追いつめてぇ

雨がぁ降ってもぉ
槍がぁ降ってもぉ

狂っちゃう うはうはぁ
迷っちゃうぅ うわわん


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by nambara14 | 2010-03-24 13:10 | 新作詩歌(平成22年発表) | Comments(0)

お知らせ



             《 お知らせ 》


平成22年3月20日、新詩集「タイムマシン幻想」
(洪水企画)を刊行しましたのでよろしくお願いします。 

お問い合わせは、「洪水企画」 の池田康氏、または、直接、小生(南原充士)までお気軽にどうぞ! 



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by nambara14 | 2010-03-22 11:36 | プロフィール | Comments(1)

変わらぬ日課




  変わらぬ日課


あああっと ハモる
変わらぬ日課

さっと掃き掃除
たいせつなものなどない

なつかしい写真
はずかしげもなく泣く

まだまだ終わりじゃなさそうだが
やれやれ長い道のりだ

らくだの背中
わら人形


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by nambara14 | 2010-03-21 00:33 | 新作詩歌(平成22年発表) | Comments(0)

表現者




    表現者


視線がビームだね
あるいはフェークだね
またはトゥーマッチだね

しずかにフィドルが弾きはじめられ
ギターが合わせ
アコーディオンがべたな空気を吹き出す

音域の広い歌い手が
自作の英語の歌詞をささやくように歌い始め
やがてせつなく叫ぶ

聴衆はおとなしく聴いているが
心の足は踏み鳴らされ
手は見えない太鼓を叩いている

会場は異次元へ飛び
そこにいるだれもが宇宙人だ
おもいおもいの旅に出て・・・


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by nambara14 | 2010-03-19 11:35 | 新作詩歌(平成22年発表) | Comments(0)

しりアス



        しりアス


「尻ASS」っていうつづりを思い浮かべながら
「わたしってシリアスなタイプだから」って言っちゃった
本当の意味を知った頃には 体に異変をきたしていて
知りたくなんかなかったと思った

たまには夜空を見上げることもあって
「あそこに白く輝いてる星ってなーに?」って聞いたら
シリウスだという
まじめな星なのかな?




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by nambara14 | 2010-03-18 11:47 | 新作詩歌(平成22年発表) | Comments(0)

ふりまわされて




      ふりまわされて


   (忘れた頃にやってくるものってなーんだ?)


しばらく連絡のとだえていたひとから

突然メールがはいり 昨日無事帰国したから会いたいという

どういう顔で会ったらよいのか

はじめて会ってから十年

極上のレストランになんどか連れて行ったが

熱い視線はそのたびにはぐらかされた

宙に浮いたハートマークはふらふらと地面に落ちた

唇を重ねようとしてかわされた場所と時間は

ときどき夢に見る

調子のよい口調で半ば仕事の自慢話と私的な愚痴を語られると

最前列でマジックを見せられた観客のように

種も仕掛けもわかりようがなくあっけにとられてしまう

ペルーではインカ帝国の遺跡をいっぱい見てきた

かたことのスペイン語でなんとか旅行ができた

オーレ!

それじゃあスペイン料理の店に行こうというと喜んだ

翌日先に店に行ってメニューを見ながら

その日のお酒と料理のプランを考えていると

遅れなどまったく気にしないいつもの笑顔が現れた

ブエノスノーチェ!

なんども近づこうとしていなされた当人が目の前にいるのが

なんだか遠い過去のように感じられる

しかし声を出し大きなジェスチャーを示す人物がたしかに目の前にいる

シェリーが飲みたいというので

三種類のシェリーを飲めるコースを選び

小さなグラスで乾杯をする

なんでこんなにけろっとした表情でいられるのだろう?

神経質な自分にはとても手に負えないので

もはやなんの期待もしていないのだが

誘われればこんなふうに応じてしまう

パエリアが出てきて

デザートのフルーツとアイスクリーム

特製コーヒーを飲み終わるころには

くどき文句をありったけ口にして

酔いは深く目がまわるほどだった

勘定をすまして店を出て

すこし暗い街角にさしかかったとき

いまだと唇を求めたが

ふーんというふうに顔をそむけた



  (忘れた頃にやってきたものって なんだったのか?)



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by nambara14 | 2010-03-13 20:27 | 新作詩歌(平成22年発表) | Comments(0)